いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~

若干後悔の宣言



昨日で応援練習も全て終わり、やっと班活の見学に行ける!!

春名ちゃんと一緒に行くから怖いものなし!!

放課後が待ち遠しくてたまらなかった

授業中、ずっと昨日の暫時見つめあっていた人の事が気になって仕方なかった


あの全てを見据えた瞳

その余裕

貫禄

そして意思の強い目――…

その人の顔など覚えてないものの、その点だけは覚えてた

その人は男子ソフトテニス班の班長さんなのだろうか…?


――キーンコーンカーンコーン…

いつの間にか、5時間目終了のチャイムが鳴っていた

65分授業にも慣れ、掃除をしたら班活見学に行ける


掃除をパパッと終わらせ、春名ちゃんと一緒にテニスコートへ歩いて向かった


テニスコートは裏門から出た正面に道がありそれなりに進むとある――

――だが今、裏門の前は工事中

でも通れるのだけれど、それを知らずに近道を通ってきてしまった

近道はホントに近い

裏門から歩いて2分位の所を1分弱で行けてしまう

世の中恐ろしい…


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