いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~


ボールがどんどんこちらに向かって転がってきている

アタシと春名ちゃんはボールを別けながらそれぞれのコートに向かって投げていた

男子のボールにはなにも書いてなくて女子のボールには『奈賀東G』と書いてある


ボールがアタシたちのいる女テニ用のベンチの近くより遠くの男テニ用のベンチがある近くの水道の近くに転がってる

近い順に言うと、

①女テニ用ベンチ
②水道
③男テニ用ベンチ


アタシは悪魔でも男テニのマネージャー希望だ


だから、男テニのボールはちゃんと返していた


「正直言ってさぁ、俺はマネージャーなんか要らないし!!」

そう何年か解らない男テニの先輩がアタシたち、2人に聞こえるようにいった

ひょっとしたら、わざとではないかも知れない…

でも、ちょっとムカッときた

マネージャーにまだなってないのに…

暫くして……


「誰かマネージャーにならないかなぁあ!?」

ボールを拾いながら男テニの3年らしき先輩の人が言った

と言うより、叫んでいた

「そこで見学している女子とかね!?」

さっきと違う人が言った

言ったと言うより――(以下同文)




正直…ビックリしたんだ…!!

『吃驚』って漢字で書きたくなる位に…


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