いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~


勇気をだして入ろうとした時だった

「入班許可でたの?」

後ろから声が聞こえた

「!!」

アタシはビックリしてマッハの速さで振り向いた


その声は
聞いたことのある音の低さ…
今にも包み込まれてしまいそうだった


振り向くと


「しょ…う…た…先輩…ッッ」


実に見学の時以来である

あの時と変わったのは



マスクをしている所


風邪でもひいたのかな?


「はいッッ!なんとか…」

「そっか…良かった!!」

そうすれ違いに言って先輩は入っていった


アタシも後に続いて入っていった


アタシは一番目立たない一番後ろの席に座った


陣地を教室の上からみると

右半分(入口側):男子

左半分(窓側):女子


そう見ると、アタシは気違いに思えた




アタシの前にいる人はずっと机に突っ伏している


しかも祥汰先輩同様、マスクをしている


風邪なのかなぁ…?
眠いのかな?


誰だか解らない人の心配をしている余裕が出来て良かったんじゃない?by第3者


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