いつもいつも、いつまでも… ～石田班長～

絢先輩と同じクラスTシャツを着た髪がチクチクした男の人が近づいてきた

「君、どこの高校？」
「………。へぇ!?」
私は高校生にみえたのか!?あまりにも信じがたい光景だった

「成ちゃんは中学生ですよ」
焦っていた私を絢先輩がやんわりとフォローしてくれた

「え゛!?ちゅ…中学生!?」

でも、まぁしょうがない
私は絢先輩よりデカイからな…

「ごめん!!白神よりデカいから高校生に見えちゃった!!」
「あ、別に大丈夫ですよ」
相手が焦ると私も焦ってしまう
焦ってこっちも『大丈夫』と言いまくってた

「まぁ、楽しんでってよ」
ニコッと笑って言ってくれた

その人の隣に大人しめの男の人がいた
よく見ると…勇相『ﾕｳｽｹ』君に似てる
「あの～…勇相君のお兄さんですか？」