いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~

始まりの無駄話



今思えば、この人と出会わなければ大好きな先輩たちに出会えなかった

だから、感謝してる
でも…



「いや、違うよ?ってか、それ誰?」
「あ…すいません!ウチの学校の人に似てたので…お兄さんかなぁ?と思っちゃったんです」

「うん♪まぁいいよ」
そう言って笑った
その笑顔につられて笑った
笑っていた

「君…どこかで会ったこと、あるよね?」
「え…!?」

確かに、どこかで会ったことあった気がする
でも、覚えてない

でもこの人はどこか、とても懐かしい…

「会ったことあるような気がしますが…よく覚えてないです」
「僕も覚えてない…けどそんな気がした」

また笑った
さっきよりふわっと笑った
どことなく懐かしい…

「成ちゃん!!」
「はぁい!?」
いきなり絢先輩に呼ばれた
「この人はね~気をつけた方が良いよ!!」
「え!?なんでです!?」
「あの人は…よくからかってくるからね!!気をつけて!!」
そう言って看板で私の肩をペチペチはたいた

絢先輩が言うからには相当からかってくるということか…

『気をつけよう!!』
そう思う寸前…


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