いつもいつも、いつまでも… ~石田班長~


懐かしい人が近寄って私に言った
さっきとは違う笑った顔――ニヤニヤした感じで

「さっきね~彼氏が通ってたよ♪」
「え!?アタシ、彼氏いませんけど?」

どっと笑いが起こった
私をからかった先輩はすごいしょげてた
ちょっと『ざまぁみろ!!』と勝ち誇った


しばらくして、またあの先輩が近寄ってきた
なにを言うかと思ったら…
「ソフトテニス班のマネージャーになって!!」

今から勧誘かい!?

「でも、アタシ成績悪いし、入学できるかどうか危ういので…」
「大丈夫ダイジョーブ!!ね!!お願いだから~ッッ!!」
相当マネージャー欲しいんだな…
その精神、違う所に使ったら?と軽く呆れた
後で絢先輩に名前を聞いた
『中陦『ナカジマ』』って言うらしい




――――気がつけば、もう16:00前だった

私が1-6に来たのは確か…11:30

すごい時間が経っていた

しかも一般公開の終わる時間は16:00

「では、私はこれで…」
「成ちゃん!!明日も来てね!!」

絢先輩が言ってくれた

あ、そっか!!
今日土曜日だからか~

「では、お言葉に甘えて」

そして、7月8日にも来る約束をした


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