騎士と夢巫女





「お前、俺がさっきの奴らの仲間かもしれねーのに。よくついて来る気になったな」




『え??あー、まぁついて行くって言うよりは、乗せてもらってるけどね』




アハハと苦笑いしながら、空を見上げた。




『そうだね。ただたんに悪い人に見えなかったから、かな??』




「お前が助けようとしていたあの女は、化け物だっただろう。見た目で言うなら俺より、悪い奴には見えなかった。変化するまではな」




『君はさっきの化け物の仲間なの??』




「いや」




『じゃー大丈夫』





フフフッと笑えば、青年から重いため息が一つ漏れる。





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