騎士と夢巫女
◇
『……ん……』
目が覚めると、知らない部屋のベッドの中で眠っていた。
あ、れ????
今の状況が理解できず、ボーっとあたりを見渡していたが、昨夜の事を思い出し飛び起きた。
そういえば、あの後寝ちゃったんだ!!!!
花の刺繍が見事なふかふかの布団をはぎ、ベッドから降りる。そして、近くにあったカーテンを開けた。
カーテンを開けると、綺麗な太陽が室内を照らした。
窓の外には、昨日いたであろう町が見える。