騎士と夢巫女
「君が会った彼らの様にね。彼らは血肉の分別もつかなくなる。だから彼らは人を見つけ肉を食らいそれとともに血を飲み満足する」
『だから、食屍鬼』
「その通り。でも、一般人にはヴァンパイアの存在も悪鬼の存在も公表されてない」
理事長は立ち上がると、ティーカップを用意しはじめた。
『それは、一般の人たちのパニックを防ぐためですか??』
「良く分かったね。その通りだ。君の様に冷静に処理できる人は多くない」
めっちゃ、パニックになってますけどね☆
冷静そうに見えて、中身ではお祭り騒ぎの由乃は、苦笑いを浮かべた。
「悪鬼やヴァンパイアを取り締まる組織が存在するんだ。彼らが外に情報が漏れるのを防いでる」