(仮)彼氏(仮)彼女。
すると、戸塚の手が顔の方に伸びてきた。





「い、いや!」


ドン……!!

と、戸塚の胸元を勢い良く押す。






「「………」」



二人とも訳が分からず沈黙。




「…ごめん、嫌ならいいよ」


そう言うと、戸塚は私を置いて前へと歩いていく。

そしてしばらくすると人ごみに消えていった。






な…何が起こった!?


ただ戸塚の顔が近くて…。

心臓が破裂しそうで……。



「……やってしまった。」



ドン!ドンッ!!ドンッ……

さっきの映像とともにエコーされるドンッ!






お…おういえ。

吉岡雅。


初めてのデートは13分で終了☆





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