(仮)彼氏(仮)彼女。
それって…


「な、なんで?」



いくら似合ってなくてもそこまで言われるとは…。

吉岡のガラスのハートにそのダメージはでかいです隊長。



「そこまで言わなくても…」

また目に涙がたまってきたその時。





「お前はそのままで十分可愛いから…な?」



奴は顔を赤らめてそう言った。



……ふ、不意打ち…。




「ぐっは!」

思わず胸を押さえながらその場にしゃがむ。


すると戸塚も私の前にしゃがみこむ。




「…どうしました吉岡さん?」

「いっ、今のは心臓にきました隊長!!」

「…さようですか。」


奴は恥ずかしそうにつぶやいた。




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