きっと、君を離さない
穏やかな表情の春香。
彼女の顔を見ていたら、少しだけ彼女の支えに慣れたんじゃないかと思うんだ。
初めて、それを実感した瞬間だったかもしれない。
春香への思いは、日に日に増していっている。
なんだか不思議だ。
こんな風に、俺の中で春香の存在が大きくなっていってるなんて。
友だちとしてでいいと思ってた最初。
それが、彼氏になりたいと願い。
そして今は、もっと近づきたいと望む。
ピンポーン
穏やかな空気を、消し去る音が聞こえた。