きっと、君を離さない



「お前は、いくらでこの女を買ったんだ?」




男は、そう言って厭らしく笑う。




「あなた、正気ですか!?自分の娘を買うとかどうとか・・・可笑しいと思わないんですか!」

「悠斗!」




俺は思わず怒鳴ってた。
信じられない。
怒りで、頭が変になりそうだ。





「自分の娘を、どう使おうが俺の勝手だろう。お前だって、俺の娘の身体をいいように使って・・・・」





ダン!!!




俺は、思いっきり男を殴り飛ばしていた。
我慢できなかった。

春香をそんな風に言う男の言葉を最後まで聞いてなんていられなかった。






そんな言葉、春香に聞かせたくなかったんだ。







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