きっと、君を離さない
晴れ渡る青空は、私たちを祝福してくれているかのようで。
真っ赤なバージンロードが彼の元へと続いてる。
大好きな彼、支えてくれた草太。
大好きな人に囲まれて。
私は今、幸せです。
「春香、一生愛してる」
彼のまっすぐな愛を受けて、私は生きていく。
私の首にかかる、悠斗から初めてもらったプレゼントのネックレス。
どうしてもこれがしたくて。
「ねぇ、春香。そのネックレスの意味。教えてほしい?」
「え、うん」
神父様の前、二人並んでいる時にこっそり呟かれた言葉。
私はそっと悠斗を見上げる。