※クールな彼の笑顔にご注意下さい




「教室にも来なくなったじゃん」



「えっ・・・」




神田くん、あたしが教室に行ってないことも気付いてくれてたんだ




「なんで来ないの?」



なんで・・・




なんで怒ってるの、神田くん・・・




なんで、そんな顔するの・・・?



だって貴方には・・・




「神田くんこそ、。なんで何度もあたし尋ねに来てたの・・・?」





「最初はあの海での告白のこと、謝るつもりだった」




〝謝る″って・・・付き合えないことの謝罪・・・?




「でも途中からは、お前のその変な態度のこと聞こうと思って」





あたしが、神田くんに会いに行かないくらい、神田くんは何とも思わないって思ってた・・・




あたしの一方的な逢いたいの感情だと思ってた






それが・・・こんな風に言ってもらえるなんてっ・・・




あ、でも・・・




神田くんには・・・。





「で?俺なんで避けられてるワケ?」







「だって・・・神田くん、麗菜さんと付き合ってるから・・」




「は?誰が?」




「え・・・神田くんが?」



なんでそんな、驚いた顔するのよ



事実でしょう・・・?




「それ、誰に聞いたんだ・・・?」




「誰って・・・麗菜さんが、神田くんに告白したって・・・

だから、神田くんはきっとオッケーしたんだろうなって・・・」



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