※クールな彼の笑顔にご注意下さい




「確かに麗菜には告白されて、正直嬉しかった。」




「・・・ッー」



そんなこと、私・・・知りたくなんかないよ



だって、辛いもん・・・聞きたくないっ





「けど、なんか、それだけじゃなくてお前の悲しむ顔が頭に浮かんだんだよ」




「え・・・ー」



神田くんの苦悶の表情と信じられない程の言葉が私の心を大きく揺らす




「お前は、まじ告白してきたかと思えば、避け始めて挙句に宮本と一緒にいるし」




え、ココで流輝の名前・・・?




「お前が今好きなのは宮本?


もうアイツが良くなったのか?」




なんで・・・




「なんで、流輝が出てくるの・・・



流輝はただの友達だよ・・・?」



「じゃあ、お前が・・・今好きな奴は誰なんだ?」




あたしは・・・





あたしが今好きなのは・・・




「そんなの・・・決まってるじゃないっ。神田くんだよ。今でも変わらず神田くんが大好きですっ」




仕舞い込もうとしていた想いが



留め金が外れたように溢れ出て



大好きっという気持ちに支配されてる



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