※クールな彼の笑顔にご注意下さい




「神田くんも一緒に見よっ!」




「俺はいいよ、ココからでも見れるし」




「やだっ!一緒に向こうで見るのっ!!」




「ふっ・・・ほんとガキだな」



軽く笑みを溢し、私のワガママを聞いてくれる神田くん




普段冷徹な癖に、私には優しい。・・・なんて、自意識過剰なこと思っちゃう私はダメかな・・・?




ドア真っ正面柵に手をつき更に視界を夜景だけにする



生活の灯りと暗いところとが幻想的で



赤と青の光もポツポツ感じられる




なんて表情して良いか分からないくらい




ううん・・・言葉には、表せないくらい綺麗



感動やドキドキや興奮が収まらない




こんなに素敵な夜景を神田くんと一緒に見れたこと




私は絶対忘れられない





「すっごく綺麗・・・ありがとうっ」




「別にこれくらい」



「私にとっては修学旅行での一番の想い出になったよ?」




この景色も神田くんの思いも全部全部大切



この一瞬一瞬が過去になってしまうけどそれだけじゃなくて、想い出になる




「この景色を神田くんと見たこと、一生忘れられない大切な想い出っ

ほんとに、ありがとうっ」


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