※クールな彼の笑顔にご注意下さい




「そいや、C組の担任が結愛がいないって膨れてたぞっ」




「ええ?!誤魔化しといてくれた?」






「うん、サボりだと思うって言っといた」





「えええ?!!ちょ!ばか流輝!!」




「あははっ」





ぷぅっと膨れる私に優しい目をして一言呟く流輝





「俺を呼び出したのって昨日のことか?」




「う、うん・・・」





急な真面目な雰囲気にドキドキする。





「ごめん、結愛。

お前が困るよーなことは絶対したくないって思ってたのに・・・泣き顔に血迷った・・・」





「ううん。あたしこそごめんね。

流輝に頼っちゃって・・・ホントにごめんなさい・・・」






きっと昨日一番頼ってはならない人が流輝だったのに・・・






哀しみに飲み込まれて





雰囲気に流されて






頼って





すがって





「最低だ。あたし」







「たしかに、彼氏いるのにキスはまずいよなー」





「な゛ッ?!///」



突然意地悪そうな表情をしてあたしに言う流輝





「それは流輝がっ!///」


< 265 / 352 >

この作品をシェア

pagetop