※クールな彼の笑顔にご注意下さい
「そいや、C組の担任が結愛がいないって膨れてたぞっ」
「ええ?!誤魔化しといてくれた?」
「うん、サボりだと思うって言っといた」
「えええ?!!ちょ!ばか流輝!!」
「あははっ」
ぷぅっと膨れる私に優しい目をして一言呟く流輝
「俺を呼び出したのって昨日のことか?」
「う、うん・・・」
急な真面目な雰囲気にドキドキする。
「ごめん、結愛。
お前が困るよーなことは絶対したくないって思ってたのに・・・泣き顔に血迷った・・・」
「ううん。あたしこそごめんね。
流輝に頼っちゃって・・・ホントにごめんなさい・・・」
きっと昨日一番頼ってはならない人が流輝だったのに・・・
哀しみに飲み込まれて
雰囲気に流されて
頼って
すがって
「最低だ。あたし」
「たしかに、彼氏いるのにキスはまずいよなー」
「な゛ッ?!///」
突然意地悪そうな表情をしてあたしに言う流輝
「それは流輝がっ!///」