※クールな彼の笑顔にご注意下さい
「だから、ごめん。
お前に最低行為をさせたのは俺だ
これからはもっと気をつけるよ」
そう苦笑いする流輝に胸がぎゅーっと締め付けられる
「あわよくば、結愛を友達としてだけ見れるようにならなきゃな」
「流輝・・・」
もしも・・・
神田くんと流輝
出会う時期が少し違ったら
「あたし、神田くんより流輝と先に出会ってたら、流輝を好きになってたとおもう!!」
流輝は本当に大切な人
今の私には友達って存在だけれど
「それ、問題発言じゃね?」
「え?!そうかな?!」
「でもまあ・・・結愛はそれでいいよ」
そういう流輝はまた優しい表情で
安心する・・・
「素直でノーテンキ馬鹿な結愛のままで」
「ん?それって褒めてるの??」
「褒めてる褒めてる!」
タイミング良く試合終了の声がまた微かに聞こえた
「次俺らだ。これ勝ったら決勝だ」
「うんっ!頑張って!!」
「俺等のクラスにはバスケ部エースの神田がいるんだから問題ねーよっ!」