※クールな彼の笑顔にご注意下さい
「先生っはやくっっ」
「なんでお前がそんな泣きそうになってんだよ」
「なるよ!なるに決まってる!!
神田くんが痛がってるんだよ!?こんなの、やだもんっ」
目の前で大好きな人が苦しんでるなんて、見てられないよっ
「結愛」
「えっ?」
「・・・ごめん。昨日は」
「・・・ッー」
いつか来ると分かっていた話でも
実際は冷たすぎる風だ
また思い出しそうになる瞬間
・・・忘れたいっ。
「うん。分かってるよ。ちゃんと理由があるんじゃないかって」
うん、分かってるっ
「頭ではちゃんと分かってるのにっ」
どうして涙が出てしまうんだろ・・・
「ちゃんと信じたいのにっ・・・」
黙り込む神田くん
絶対・・・泣くなんてウザがられてるよね・・・
そんな事だって分かってるけど
「やっぱり、嫌だったんだもんっ・・・」
その瞬間グッと腕を引っ張られてでも、抱きしめられることなく前屈みにベットへ手をつく体制になった
「え?ええ??神田くん??」