※クールな彼の笑顔にご注意下さい






神田くんの腕が私の首後ろまでまわったかと思うと首元にヒンヤリとした感覚







「・・・えっ・・・」







自分の手で首元に触れると分かるハート型のチャームに涙がポロポロと落ちる







「コレ・・・あたしっ・・・」








「うん・・・」









「・・・なくしちゃったかと思ってっ」









「うん。」









「スッゴくさがしても見当たらなくってっ


あたし、神田くんにどうやって謝ったらいいかわからなくってっっ」








「結愛は何も悪くないよ」







「・・・ッ・・・」







こんなふうに神田くんに言ってもらえると思ってなかったからなお、嬉しさからさらに涙がボロボロ落ちる







「昨日、部活の途中に教室行ったら、後から河口が付いてきて。

あいつが持ってたんだよ。それ」






「えっ?!」





〝それ・・・″と指す指先は私の首元







余りにもまさかの展開に涙が徐々に引いて行った





「なんで、その子が・・・?」







「〝更衣室侵入した″って」




〝立派な犯罪だよな″と溜息をつく神田くん




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