※クールな彼の笑顔にご注意下さい
「挙句の果て、他の男とキスときたか。どーなの?この彼女」
「な、何も言えない・・・です」
〝・・・はぁ″とまた溜息をつく神田くん
嫌われたかも・・・
流石に呆れられたかも・・・
もう、ダメダメだよあたしっ
でもっ
「でも・・・神田くんが大好きなんですっ・・・」
ただこの一心で
ネックレスのこともぐしゃぐしゃになるまで後悔した
キスのことも誰かに縋りたくなるほど嫌だった
球技大会も大切だから沢山心配した
全部神田くんが好きだから・・・
「あれ?嫌いなんじゃないの?」
「え、あ、いやあれは・・・」
昨日の〝最悪・・・最低バカ嫌い″って言っちゃったこと・・・だよね?
「勢いとゆーか・・・なんと言うか・・・」
「ふーん、まあ・・・」
「へ?」
ニヤリと笑みを浮かべる神田くん
「俺が好きだから良いや」
そう言ってーーチュッと触れる唇
「んな、なななッ?!////」
「今後結愛とキス出来るの、俺だけな?」
ーー不敵な笑みを浮かべてかっこよく言いのけてしまう目の前の彼に
私はこれからもドキドキさせられそうですっーー
※クールな彼の笑顔にご注意下さい
【END】