※クールな彼の笑顔にご注意下さい
「俺ん家、公園の先にある川の向こう側だから」
ああ、なるほどっ!
川を境に中学校の区域が分けられてるから運悪く別になったのかっ!
神田くんがそんなにも近い存在だったなんてっ
それにしてもっ
「・・・・・ッ」
緊張するよぉっ
神田くんとこんな風に二人っきりになるなんて、まず無いもんねっ
教室訪ねるといっつも柊くん付きだしっ(笑)
そんなことを、考えながらフッと隣の神田くんを見上げる
あの、神田くんがっ
大好きな神田くんがっ
私の隣を歩いてる・・・
肩が神田くんに触れそうで触れないっ
触れそうになるたび、胸が高鳴るっ
し、心臓持たないっっ
「何?」
ドッキドキのあたしはずーっと神田くんを見上げる状態になっていた