※クールな彼の笑顔にご注意下さい





「いやっごめんね。なんでもな・・・くないっ!!」




「は?」




「神田くんっ肩!!」




会話の拍子に神田くんの外側の肩がびしょ濡れなのが目についた




「神田くん肩びしょ濡れだよっ!!」




あたしは少しも濡れてないのにっ




「あー・・・いいよ、これくらい」




「よ、よくないよっもっと神田くんの方に傘傾けて大丈夫だよ!!」




傘の領域から少し離れようとすると





「良いから」




「ひゃっっ」




グッと腕を掴まれ引き戻されてさっきの定位置以上に神田くんに近づく





「良いから、黙って隣歩いてろ」




「は、はぃ・・・」





な、なになになにっ!、





なんで、こんなに優しいのっ




なんでこんなに、ドキドキさせるのっ





ダメだよ、あたしっ




バカだから期待しちゃうよっ



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