※クールな彼の笑顔にご注意下さい
なるほど。
窓際の席の結愛ちゃんがグラウンドで走り込んでる俺らに気付いて、雪翔見てたら感極まってってところか
結愛ちゃんは席に座って暫くすると、俺らに目線を再び向け
また小振りではあるが笑顔で手を振る
あー・・・なんだあれ・・・可愛いな
フッと雪翔に目線を落とすと少し顔を赤らめているように見えた
あら、こっちも可愛い・・・
「なぁ、雪翔!結愛ちゃんすげーな」
「アイツ、ホント馬鹿」
「何照れてんだよ〜」
「普通しねーだろ!あんな3階から叫ぶなんて!!」
「そうだなー、普通の子はマネできないかもなー」
「やっぱ・・・馬鹿なんだよ」
そう言って俯きながらまた走り始める雪翔
「結愛ちゃん可愛いなって思ったろ?」
「・・・思ってねーよ」
「ほーん、俺は思ったけどね♪」
「お前は思うな」
と、ドスの効いた声で言う雪翔
おー・・・こえっ
全くよぉ〜
こいつは一体どっちが好きなんだかな