神様、私は壊れたようです。




しばらく黙々とご飯を食べていると、誰かの声が聞こえてきた。




甲高くて無駄にテンションが高そうな声だから、多分女子のグループだろう。





「……まじでー………あいつ…」


「うっそ………やば……」





だんだんと声が大きくなる。


遥が怯えた表情でこちらに少し近づいてきた。










ーーガチャンッ




「ホントうざくなーい?まじキモいんですけどー」


「それは無いわー……って人いるし」


「ほんとだ。つか三上と安藤じゃん」





どうやらこの女子グループは同じクラスの人のようだ。



名前は……多分、リーダーっぽい奴が上条(カミジョウ)だった気がする。


他は興味がない。



別に上条に興味があるわけではないけど、目が合うたびに怪訝そうな顔をするからイライラさせられるのをよく覚えている。




普段は屋上なんかに来ないくせに、たまに来て嫌そうな顔をされるとイライラ倍増だ。



あー、殺しちゃいたいな。








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