神様、私は壊れたようです。
「ねールリ。やっぱり屋上やめよ?」
「は、なんで?まだ歩かなきゃいけないわけ?」
「だってなんか変なの二人いるじゃん。邪魔じゃね?」
「あー………」
「……………」
ルリってのが誰だか知らないけど、いきなり私たちの悪口が始まったらしい。
こっちをチラチラ見ながら何かを話している。
私的にはさっさと出て行って欲しいし、悪口ほど意味のない行動はないと思う。
血が流れるわけでも、ご飯が不味くなるわけでもないから。
ただ、遥はどうもダメらしく、顔が青ざめてきている。
何がどうダメなのか分からないが、震えた手で私の腕の袖を掴むほどだから、よほどダメらしい。
私は無視して食べ続ける。
そういえば今日はよく日が当たるな、と思ったらちょうど誰かに日光を遮断された。
見上げてみると、上条とその他の女子が立っていた。