神様、私は壊れたようです。
「…なにか?」
太陽が遮断されているとはいえ、空が眩しいことに変わりはない。
私は目を細めながら、上条の目をじっと見た。
「いきなりごめんねー?あのさ、どっか行ってくれない?」
「……は?」
あまりにも突然過ぎて、言葉が出てこなかった。
「これからー、うちらで大事な話したいんだわ。んで、あんたら邪魔だし」
…なんというか、バカバカしい。
よく今まで生きて来れたね、ってレベル。
「なんで私らが移動しなきゃいけないの?そっちが何処かに行けばいいじゃん」
普段以上に暗いトーンで話した。
上条の目を、若干睨んだ目で見つめる。
「…っはあ?えっ偉そうなこと言ってんじ無いわよ!そんなの全然怖くないし!」
私に怯んだのか何なのか、弱さ全開だ。
あー、面倒臭い。
「…………」
耳障り。
ウザったい。
煩わしい。
バカバカしい。
時間の無駄。
殺したい。
すべての思いを込めて、無言で睨みつけた。
もういい加減出て行って欲しい。