神様、私は壊れたようです。
少しの間、屋上に沈黙が流れた。
上条たちはなかなか動かない。
いや、動かないというより動けない。
目は完全に負け犬の目で、どうやら恐怖で足がすくんでいるようだ。
こうなっては、どうしようもない。
呆れて、はぁ、と溜息をつくと我に返ったように体をピクッと動かした。
「い、行こっ」と言って逃げるように出ていった。
「で、出ていったね!よかったー…」
静まり返った屋上でなんとか場を明るくしようと、遥が高めのテンションで言った。
「んー、そだね」
相変わらず、適当な私。