神様、私は壊れたようです。
ーーー……
教室に戻ると、真っ先に上条と目があった。
が、ただ前を見たら上条がいただけだ。
何か用があったわけではなかったので、さっさと目をそらして自分の席へ向かった。
「ちょっ…おい、待てよ!」
上条と思われる人物に肩を掴まれた。
「…なに?」
軽く睨みながら返事をした。
「っ…廊下出ろよ」
流石になれたのか、落ち着きのある口調だった。
…ちょっとつまんないなー。
「あっ、千夏ちゃん…っ!」
廊下に出ようとしたら、か細い声で遥に声をかけられた。
おおかたついて行ったほうがいいのか迷ってるんだろう。
「遥はここにいていいから」
それだけ言って廊下に出て行った。