神様、私は壊れたようです。




ガンッ!





耳元で大きな音がした。



目の前には私に睨みを利かしている上条がいる。





どうやら、これが噂の「壁ドン」らしい。




しかも女子にやられるとは、レアだ。






そんな事を考えながら上条を見つめてみた。






「ざけんな、テメェ…」



静かに声を発した。



瞬間、固く握られている上条の左手が、私に向かって動いた。




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