神様、私は壊れたようです。
それからしばらくカフェで話した。
帰ろうとして時計を見たらもう8:00をまわっていて、外は真っ暗だった。
「やっば、けっこう遅くまでいたねー」
そう呟いて莉子の方を見ると、キョトンとした顔で空を見ていた。
「莉子?どうしたー?」
「あ、ごめん。友達と遊んでてこんなに時間早く感じたの初めてだなって思って…」
そう言って微笑む莉子の横顔は、いつもと違って優しそうな雰囲気だった。
「…莉子さー、ヤンキーっぽくないよね」
「何だそれ?瑠璃はザ・ヤンキーだよね」
「ヤンキーなんでね」
2人で顔を見合わせて、クスクスと笑いあった。
「じゃあ、帰ろっかー」
「そうだね、ばいばーい」
私たちは家が別方向だったので、現地解散することにした。
見上げた夜空に無数の星が光っていたのを覚えている。