続犯罪彼女
「あ、やっときた。美紅ちゃん久しぶりー」

私が彼女の前を通り過ぎようとすると、彼女は携帯を閉じて私の名を呼んだ。
……私?

「えっ?」

「君に用があるんだ」

千葉さんは私の腕を掴んで引っ張った。
事態を把握し切れていない私は、千葉さんに導かれるままについて行った。


< 187 / 345 >

この作品をシェア

pagetop