続犯罪彼女
「教えてあげるよ。だけど条件がひとつある。
豊くん、すーちゃん、未羽ちゃんはここで待機すること。美紅ちゃんが一人で来るのなら、私は君を梢ちゃんのもとへ連れて行くよ」
三人は動揺した表情を浮かべたけれど、美紅ちゃんはすぐに頷いた。
別にとって食いやしないんだから、そんなに気を張らないでほしいな。
梢ちゃんがいるのは私の自宅だから、あまり人にばらしたくないだけだ。
特にすーちゃんは論外。壊されそうだし、私の安まる場所がなくなる。
私は美紅ちゃんを連れて自宅へと向かった。