続犯罪彼女

「舞ちゃんは、私がいなくなったらどうする?」

「さあな。その時にならなきゃわからないけど、清々するのは確実だな」

「え、ひどーい」

「お前は自分で思っている以上に、うるさいし人使い荒いしプラプラするしとにかく鬱陶しい」

「それでも一緒にいてくれるんだもんね。感謝してるよ」

「約束だからな」


舞ちゃんは、観ていたテレビから目を離すことなく言った。

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