続犯罪彼女

須磨圭吾




目を覚ましたその日の午後、舞と名乗る女が病室に来た。

髪は長く、千葉よりも長身だが、顔立ちは千葉そのものだった。


そいつは女のわりには低い声で俺に告げた。



千葉の居場所と、千葉が俺を呼んでいることを。


その内容も、舞が何者なのかも、教えてはくれなかった。
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