続犯罪彼女
「君の知らなかったことを全て話してあげる。
ずっと君には知られたくなかったけど、今は知っていてほしいって思うから。
私は子どもの時から知っていたんだよ。愛を向けられなくなることを。大切な人が突然いなくなることを。
仲良くなればなるほど、捨てられた時の絶望は大きい。
それが不安で、君が私だけを見てくれるように努力した。だけどそれでも不安は晴れなかったから、自分から壊すことにしたんだ。だから君と距離をとることにした。
でもね、君を見るたびに幸せな気持ちになった。頬が緩んで仕方なかった。距離をとるなんてできなくなった。
だから、離れられないのなら、私は君に殺されたいって思ったんだよ。君は嫌かもしれないけど、私はそれを望んだ。
嫌われるように努力した。君だけじゃなく、多くの人に嫌われるよう努力した。
でもそれも叶わなかった。君は愚鈍にも私を愛してくれた」
ずっと君には知られたくなかったけど、今は知っていてほしいって思うから。
私は子どもの時から知っていたんだよ。愛を向けられなくなることを。大切な人が突然いなくなることを。
仲良くなればなるほど、捨てられた時の絶望は大きい。
それが不安で、君が私だけを見てくれるように努力した。だけどそれでも不安は晴れなかったから、自分から壊すことにしたんだ。だから君と距離をとることにした。
でもね、君を見るたびに幸せな気持ちになった。頬が緩んで仕方なかった。距離をとるなんてできなくなった。
だから、離れられないのなら、私は君に殺されたいって思ったんだよ。君は嫌かもしれないけど、私はそれを望んだ。
嫌われるように努力した。君だけじゃなく、多くの人に嫌われるよう努力した。
でもそれも叶わなかった。君は愚鈍にも私を愛してくれた」