続犯罪彼女



目の前を、何かが物凄いスピードで飛んでいった。

視界に入った白いそれを、頭が認識しようとしてくれない。

それは大きな音を立てて地面にぶつかる。

私は戸惑いながら、それの正体を確認した。


「……」

飛んでいったそれは自販機だった。
あれ? 自販機って飛んでくるようなものだっけ?

< 41 / 345 >

この作品をシェア

pagetop