続犯罪彼女
「……」

「す、須磨…?」

「あ?」

一人、黒いオーラを放ち、千葉を睨みながらひたすら飲む奴がいた。須磨だ。

今は別れたとはいえ、元カノのこんな姿を見て何を思うのだろう。

……なんて、考えなくても見てわかるか。



「千葉さん、久しぶりだね。一緒に飲もうよ」

「いーよん」

元クラスメイトの男が千葉に話しかけた。勇気あるな。

千葉はいつもより陽気に返事をしている。
ちなみに須磨は、より一層オーラが強くなった。

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