続犯罪彼女
「千葉さん、高校の時から変わらないね」

「そう?」

「髪切った分むしろ幼く見えるよ。まだ高校生で通用するって」

「えへー、ありがとー」

隣に座った元クラスメイトに、千葉はキスしようとした。
元クラスメイトもそれを受け入れてる、いやむしろ、それが目当てだったのかもしれない。




「お前酔いすぎだろ」

「いだい!」

唇をつける寸前、須磨のゲンコツが千葉の頭を攻撃した。
まるでコンクリートに頭をぶつけたような鈍い音がする。

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