続犯罪彼女
断れよ私! 拒絶しろよ!
何受け入れてんの馬鹿!
すーちゃんと過ごした一夜を思い出す。
顔が熱い。
すーちゃんがあんなに私を求めてくれた。
すーちゃんがあんなに愛を伝えてくれた。
あんなの初めてだ。付き合っていた頃にもなかった。
そりゃ、私だってすーちゃんのこと好きなんだから、嬉しくないわけがない。
「ばれたかなぁ。ばれてないよね?」
すーちゃんと触れ合えたこと。
すーちゃんが愛を伝えてくれたこと。
……私がそれを幸せに思っていたこと。
ばれてないはずだよ、うん。
だって顔隠してたもん。見られたらさすがにばれそうだから。