**Real**
…………
タイプじゃなかったのに。


本当に好きかどうか
なんて自分にも分らなかった。
ただ、胸の中にある
この
なんともいえない
気持ちの正体を
確かめたかった。

一刻も早く。



「きりーつ
気をつけ。れい!!」


あたしの恋は
よくわからないまま
始まった。

あたしは
だれよりも早く
教室を飛び出した。
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