【完】1日遅れのクリスマス
「光輝……?」
私は腕の中から光輝を見上げようとすると、光輝がスッと抱きしめていた腕を緩めた。
「“好きすぎて困る”……か。俺は、奈南が可愛すぎて困ってるんだけど?」
コツンと額と額をくっ付けたかたちで、ニヤリとしながら光輝がそう言った。
「~~っ///」
ず…ずるい。
そんな顔で
そんなこと言われて
ドキドキしない女子はいないでしょ……
もう、思考も心臓もパンク寸前だよ……。