【完】1日遅れのクリスマス





「奈南」



「はぇッ」




いきなり名前を呼ばれて、思わず変な声が出てしまい、

カァァッと顔が熱くなって火照り始めたのがわかった。




自分の頬を押さえながらそっと光輝を見上げる。















「―――言いたいことがあるんだ」



そう言う光輝の顔は、暗くてよく見えないけど





声で分かる……



雰囲気で分かる………




光輝は今、





真剣で大切なことを伝えようとしている。






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