【完】1日遅れのクリスマス





「――…っ、良かったぁ」




はぁーーっと光輝は、長い息をつくと脱力したかのように私の肩に頭を乗せた。






「断られたらどうしようかと思った…」




光輝は、安堵した声でそう言った。




「こ、光輝…ありがとう。私、凄く嬉しいよ……」




なに言ったらいいのか分かんないくらい。




「凄く凄く嬉しい」














手の上に乗った、小さな箱を胸の前で強く握りしめた。








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