【完】1日遅れのクリスマス
「…………」
「……光輝?」
黙り込む光輝。
「――…あー…と…その…」
光輝は、ばつが悪そうな顔をしながら目を泳がしていた。
え、なにその反応。
まさか、やましいことでもしてたんじゃ……。
「光輝」
わざと低く冷たい声で彼を呼べば
「――ハイ…ごめんなさい」
うなだれるように光輝は観念して頭を下げてきた。
光輝は私の方を真っ直ぐに見ると、申し訳なさそうに口を開いた。
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