【完】1日遅れのクリスマス
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「――んー、朝……?」
目が覚めると、見なれない天井が目に入って光輝の家に泊まったことを思い出した。
「―――ん?」
腰の辺りがなんか変。
ふと感じた違和感。
気になって体を起こすと、光輝の腕が私の腰に回っていて。
私を抱きしめるかたちで寝ていた。
「可愛い…」
スヤスヤと気持ち良さそうに寝てる。
そんな光輝の寝顔を見つめながら頬を緩めてクスリと笑った。
「……ん」
それに気づいたのか、光輝がゆっくりと目を覚ました。
「―…おはよ、奈南」
チュッとおでこにキスを落として、光輝は微笑みながらそう言った。
「うん、おはよ…光輝」
私は微笑み返してそう言った。