【完】1日遅れのクリスマス
「……俺さ、そういう女子が好きなアクセサリーだとかキャラクターとかに疎いだろ?」
うん。確かに……
光輝はそういうのあんまり興味もたないタイプだからね。
ウンウンと相槌をうちながら、光輝の話に耳を傾ける。
「だから、プロポーズにどんな指輪を選んだらいいのかとか色々と悩んで……
まわりの女子達に相談に乗って貰ったり、アドバイスとか貰ったりしてたんだ」
ひとつひとつ丁寧に。
光輝は今までのことを話してくれた。
「格好悪ぃだろ?俺…。自分で決められたら良かったんだけど、絶対失敗したくなかったから……」
光輝は苦笑いして下を向いた。