【完】1日遅れのクリスマス





重いって、思われるかもしれない




だけど、


こんなに思うのもドキドキすんのも、一喜一憂すんのも、




……全部、奈南だけ。


















「奈南……愛してる」




そう囁いて俺は奈南の唇にキスをする。



触れるだけのキス。



奈南の甘くていい香りが俺の鼻腔をくすぐる。




「――…私も、愛してるよ」



奈南は何度も繰り返す俺のキスを必死に受け止めてくれる。



まだ赤く少し潤んでいる目で俺を見ながら、奈南は優しく微笑んだ。





< 44 / 80 >

この作品をシェア

pagetop