【完】1日遅れのクリスマス
「そっかそっか、奈南ちゃんは私と会うのはじめてだったか」
なるほどね~と、頷きながら笑いだす。
私は首をかしげるばかりで、光輝も呆れたように頭を抱えている。
「あ、あの………」
お腹を抱えて笑う女の人に、
笑いすぎなんじゃ……?
なんて思っていたら、
「はじめまして!」
といって手を握られた。
え……!!?
突然なに?!
しかも超笑顔。
女の人は生き生きとした声で口を開いて言った。